保証債務取崩益
保証債務取崩益とは
保証債務取崩益の定義・意味など
保証債務取崩益(ほしょうさいむとりくずしえき)とは、手形の裏書譲渡または手形の割引をした際に当該手形が不渡りとなるリスク(保証債務)を時価で評価して保証債務費用勘定(費用)と保証債務勘定(負債)に計上していたが、当該手形が満期日に無事決済された場合に使用する収益勘定をいう。
『日商簿記2級 商業簿記 スピード攻略テキスト』 DAI-X出版、2004年、70項。
保証債務取崩益の科目属性
保証債務取崩益は負債として計上していた保証債務を取り消す(振り替える)ための勘定科目であり、その科目属性は収益となる。
保証債務取崩益の決算等における位置づけ等
保証債務取崩益の財務諸表における区分表示と表示科目
損益計算書 > 経常損益の部 > 営業外損益の部 > 営業外収益 > 保証債務取崩益
保証債務取崩益の会計・簿記・経理上の取り扱い
会計処理方法
使用する勘定科目・記帳の仕方等
手形の裏書譲渡や手形の割引をした場合には、その際に発生する保証債務の時価相当額を保証債務費用勘定(費用)と保証債務勘定(負債)で処理をするが、当該手形が満期日に無事決済された場合は、保証債務勘定を取り崩して(保証債務勘定の借方に記帳して減少させ)保証債務取崩益勘定に振り替える(保証債務取崩益勘定の貸方に記帳して費用処理をする)。
取引の具体例と仕訳の仕方
裏書譲渡・割引をした手形が無事決済された場合

買掛金100万円の支払いとして、他店が振り出した約束手形を裏書譲渡した。その際に裏書譲渡時における保証債務の時価を手形額面金額の1%と評価したが、当該手形は満期日に無事決済された。

| 保証債務 | 10,000 | 保証債務取崩益 | 10,000 |
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